【2025年最新版】スペイン家族ビザ&TIE更新!カード受け取りまでの全ステップを解説(実体験あり)
ついに本日、Tarjeta de NIEを受け取ってきました。足掛け8ヶ月くらいの長い旅路。以前コロナの時の申請してから受け取るまでかかった1年2ヶ月に比べれば、短かったといえますが、、、。久しぶりにスペインの行政にイラっときました。
というわけで、プロセス含めて全部書き出してみます。
スペインに関する情報は、日本語ソースが少ないし、(スペイン在住日本人は全部で1万人にみたない)のと、英語ソースも正直大して内容がないのが多いので、何かの役に立てば幸いです。
スペインの「家族ビザ」とは何か?
スペインに長期滞在するすべての外国人は、NIE (Numero de Identificado Extranjero)を取得する必要があります。
そして、スペインに長期滞在するために、日本人が取得できるビザには「家族ビザ」「学生ビザ」「就労ビザ」「ノマドビザ」などさまざまな種類があります。
その中でも「家族ビザ(Tarjeta de familiar de ciudadano de la UE)」は、EU市民の配偶者や家族として暮らすためのビザで、労働や滞在の自由度が高いのが特徴です。
私のケースは、配偶者がEU市民(スペイン人)のため、このビザが適用されてます。
そして、EU外から来た外国人は皆、Tarjeta de NIEという写真と本人のサインが印字されたプラスチック製の外国人登録証カードを発行してもらいます。(EU国籍の人は、green cardという紙のカードを受領します。ほとんどの人が、自分でラミネート加工している…)
最初は5年間の有効期限、その後、初めての更新のタイミングに10年間(Larga Duracion)に延長されます。私の今回は、2回目の更新のため、こちらになりました。
----- スペイン政府の外国人の長期滞在
- 国内長期滞在許可または EU 長期滞在許可を保持している外国人は、5 年ごとに外国人 ID カードの更新を要求する必要があります。2回目以降の更新の場合、認証保有者がすでに30歳に達している場合、発行されるカードの有効期限は10年となります。
更新手続きの流れ (とタイムライン)
ざっくりいうと、以下の5ステップ
0. 電子手続きを可能にする@Claveを入手する (スキップ可能)
1. スペイン政府へビザの申し込み (11月に実施)
2. スペイン政府から承認の連絡 (とても待ちます、結局半年待って5月に受領)
3. 事前準備 (Empadronamientoのコピー取得、顔写真を用意、ビザ更新の手続き料金(TASA)の支払、そして警察での訪問予約CITA PREVIAを取得)
4. 警察にて、手続き、指紋採取、引換券を受領 (5月実施)
5. 警察にて、TIEを受領。(6月受領)
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0. 電子手続きを可能にする@Claveを入手する (スキップ可能)
(厳密にはこれはプロセス外なのでゼロとしています、がまず私が最初に行ったこと)
スペイン政府の、対面での認定で証明書を取得するというプロセス(こちらのウェブサイト)から、。(ウェブサイトから、NIEを使い、@Claveを使えるようにするための申請を行います。その後、eメールにて連絡をもらって、事務所に行って本人確認し、後日もう一度メールをもらって手続き完了。そこから証明書ダウンロードをして、晴れて電子認証が可能になります。ここまでは、スムーズで1か月くらい。
そのまま、更新手続きをはじめようとしましたが、受付は1か月くらい前まで待てと言われ、しばらく放置。
1. スペイン政府へビザの申し込み (11月に実施)
2. スペイン政府から承認の連絡 (とても待ちます、結局半年待って5月に受領)
結論、このプロセスがとても長いのです。。。
実は、これですぐステップ3に行けるものだと勘違いしており、そこから警察のCITAを取って、12月に書類をそろえて一回警察に行っているのですが、(まず致命的にパスポートを忘れどちらにせよできなかったけど、)そもそも、承認が下りてないですよと教えてもらう珍事件もありました。
個人的に、EU市民の家族、会社勤務、高い税金も払っているのに…
という、条件も何も関係なく、ひたすら待つ。待つこと半年、1通のメールで承認+警察で指紋採取という連絡を受けました。
3. 事前準備 (顔写真を用意、ビザ更新の手続き料金(TASA)の支払、そして警察での訪問予約CITA PREVIAを取得)
住民票(Empadronamiento)の取得 (6か月以内のものが有効とのこと)
近所の写真屋さんで、顔写真を作成。
TASAは、Modelo 790という様式にNIE番号や住所、サインをした後、10,72ユーロを銀行のATMから払いました。(現金必要です。銀行のATMはおつりは出しませんが、Bizumか銀行口座に入れてくれるという仕組み)
そして、EX19も印刷します。
CITA PREVIAは、叔母が画面の前に張り付いて取得してくれました。彼女曰く、Barcelonaは、15時に追加枠がオープンしているようだと。(ちなみにBilbaoは、朝の8時)私がやっても一向に取れる気配がなかったので感謝。
4. 警察にて、手続き、指紋採取、引換券を受領 (5月実施)
承認が下りてからは、このステップまで1週間くらいで行くことができました。
Calle GuipscoaのPolicia Nacionalのオフィスにて。月曜日の昼間、13:30みたいな時間、オフィスは行列もなく、かなりすいていまいた。 (12月に行ったときは、夕方だったので30分くらいまず外で並び、そのあと中でも10分くらい待ちました)
たまたま12月に親切にいろいろ教えてくれた人が再度対応してくれ、しかも我々のことを覚えていてくれていました。(そんなにやらかしたか。。)
結局手続きもスムーズで10分くらいで終了。両人差し指の指紋を取得。(全指取ればいいのに)
(昔ビルバオでやったときは、対応者が、指に十分な油をつけるため、額に指をあてろという驚愕な指示を出してきましたが、今回はなし。。
そして、今日から30日後に、警察署で受け取るための書類を受領して終了。
5. 警察にて、TIEを受領。(6月受領)
こちらは予約はいりません。Calle Mallorcaの警察署にて、直接受け取る形。
受け取る時は、前のTIE(回収される)、パスポート、そして前ステップで受領した書類をもっていきます。
私は一度、この前の週に行ったものの、システムダウンで手続きできず…日を改めて回収。
これでやっと移動の自由をまた手に入れました。このカードが切れる10年後は私はどこで何をしているのでしょう。
デジタルが少しは入ってきているが、担当者は1日2件くらいさばいているとしか思えないレベルの遅さ。。。改善されることを祈ります。
過去の叫びは下記のポストにも
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