アフリカ開発銀行キャリアセミナー

あまり普段見聞きする機会もない、アフリカ開発銀行がセミナーをやるとのことで、参加してきました。
ちょっとアフリカかじった程度ですけど、会場にはたくさんのアフリカ関係者がいらっしゃっていたようです。特にJICA多そうでした。笑

職員の方はちょうど、夏休みで日本に戻られていた日本人、及び、出張できている日本人職員の方、及び東京事務所にいらっしゃる方などが参加されていました。

【簡単な概要】
・本部はコートジボワール、アビジャン (一時、政治不安のためチュニジアチュニスに移転
・格付けはAAAであり、資金調達力がある。そこで調達したお金を基に、各国のプロジェクトを実施。
・公共セクターと民間セクターがあり、前者はダム等のインフラ、後者は金融、通信その他等
・日本は第3位の出資国、5.5% (1位
・1260人のプロフェッショナル職員のうち、日本人は9名、そのうち7名はコートジボワール、残り2名は東京オフィス)
 出資に対し、圧倒的に少ない職員数となっている。


【採用】
・YPPは狭き門。
 応募→書類選考→ショートリスト→面接→合格
 6448→173    →50       →20 という形だそうです。
・それ以外のプロフェッショナルも、1ポストに対し200~400人の応募がある。
 日本人は資格条件を見て応募しないケースがあるが、他の国の応募者はそんなことを気にしていないケースが多々ある。
採用までに平均1年程度かかるので常にポジションに空きが出ているかをチェックしてフィットするものがあれば応募する我慢強く待つチャンスが来たら必ず手にするということが重要。

[職員紹介]
・1人目)商社→事業会社2社→AfDB
・2人目)土木系、水フォーラム等を経てAfDB
・3人目)AC->UNDP、世銀のプロジェクトを経てYPP。

お三方とも様々な経験を経てアフリカ開発銀行にはいられて奮闘されている、ざっくばらんに気さくにお話をいただいたので親しみを持てるような内容でした。
思っていたよりも組織としてしっかりした運営がなされているような印象を受けつつ、南アフリカのBEE政策のように雇用関係の制約や人材面にはそれなりの課題があるような感じを受けました。
参加されている方の質問と聞いていてとても思ったことですが、形はどうであれアフリカに思いを持って携わっている日本人はとても多い。

プライベートセクターはとても仕事の内容が面白そうでした。

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