日本われぼめ症候群

テレビで日本の技術がすごい!という番組を見るのが結構好きですし、
テレ東で日本企業のビジネス最前線を見ているのも好きなのですが、
自分も最近、こういう傾向がとてもあったなと自戒も込めてとても身につまされる記事でした。

”世界最高といっているのになぜ訪日客が1300万人しかいないのでしょうか。フランスは年間8473万人、スペインは6000万人、イギリスは3100万人ですよ”
→なんとまぁ、まだイギリスの半分も到達していない。
 この差には愕然としました。

世界から見れば「非常識」なのに、内輪で褒め合っているだけ”
→最近マスメディアは確かにそういう傾向があるのかもしれません。
 でも、自分たちを鼓舞させるという意味では有効に働いている部分もあるのかも
 しれないと思いつつ、だいぶ奢ってたしかに同じようなこと思っていたなと感じました。

日本には、「Fact(事実)」をベースにして議論するという発想がない”
→仰る通りすぎる。
 なんとなく、まぁうまくやりましょうみたいな形で、その場を片付けようとする癖が
 私にもついている。これは間違いなく大企業病です。(いや、今の小さい会社でもない…)
 あとで細部がつめきれなかったといって困ったり例外対応することが多くなる。

私が日本企業で最も嫌いなのは、会議が長いことより会議で決めたことを実行しないことでした”
→もっといえば、やったことに対して、効果測定や反省、責任を取る文化が全くない。

文化財にしても観光産業の肝になりえるのに、「VISIT JAPAN」では施設として紹介されますが、どう見せるか、どうお金を落としてもらうかという戦略はまるでない”
→失敗の本質・入門編にも同じことが書かれていました。
 やっているうちに修正しながらそれが戦略になっていく。


と否定的なことばかり書いてしまってそこで終わってしまってもなんなので、
逆に何ができるかということも同時に考えたい。

少なくとも、ファクトでものが語れる人というのはアドバンテージがあるはず。
自分もそうなりたいと思いますし。

とても興味深い記事でした。
本も読んでみたいと思います。

http://www.dhbr.net/articles/-/3344


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