Platinum スパークリング赤城山ラベルデザインプロジェクト 完了!

群馬県の酒蔵である近藤酒造が2010年から製造している、スパークリング赤城山。
純米酒に炭酸ガスを充填して作られています。

このお酒、元々のボトルのデザインは、↓なんですが、
スパークリング赤城山のラベルデザイン(オリジナル)

若い女性にもっと飲んでもらいたい、そこをきっかけにさらに他のラインの赤城山も飲んでもらいたいという酒蔵のオーナーの希望を受け、私のやっている、Platinumというキャリアに意欲的な女性が集うグループで
そのラベルデザインを手がけさせていただきました。

実際プロジェクトという形でスタートしたこの取り組みは、主に3つのステップを経て実施されました。
①知る
②考える
③作る

①では、赤城山、そしてスパークリング清酒である赤城山を知る活動。
具体的には試飲会や蔵見学、蔵元とのBBQなどを開催。
こちらでは実際に蔵見学で、酒仕込みも体験させていただいたりして、
お酒造りの醍醐味を肌で感じました。

②では、日本酒そして、スパークリング日本酒の市場や規制、決まり事を調べ、
マーケティングの4Pを考えていくフェーズ。
実際、このフェーズでは、主に、市場の状況や、例えば海外で売るならという夢を調べてみたり、
競合となりうるスパークリング清酒を飲み比べ、味やコンセプトのポジショニングを確認したりしながら、商品の特徴をあぶりだしていきました。

スパークリング赤城山は、他のスパークリング日本酒と違い、
甘味が少なくすっきりとした味わいが特徴、アルコール度数も他社よりやや強めで、
シャンパンやワインと同等の強さ。
そういう意味では、シャンパンの代替として食事にもスイーツにも非常によく合う飲み物です。

澪やすず音が開いたスパークリング市場において、独自の商品が多数発売されていますが、
味わいで言えば、他とは一線を画す商品であり、それらを飲みなれた人、
また、甘い日本酒はちょっと、、、という人が飲み進めるのにぴったりでもあるかな
というところが商品で発見したポイント。
また、群馬県の赤城山はスターウォッチングが有名なスポットとなっており、
その★を、スパークリングに絡めながら商品コンセプトができないか。
(実は群馬出身の酒蔵のご主人もあまりご存知なかった事実でした。)

特にこだわったのは、人に語りたくなるストーリー性を持たせること。
自分で買うときも、人にあげるときも、このお酒って実はね、と、誰かに語りたくなる

そんないろいろな発見をストーリーにすべく、ラベルデザインに着手しました。

③では、具体的に考えた、赤城山のテーマに沿って
デザイナーにデザインをお願いするステップ。
名前から、ラベルまでこだわって何度も会議の中で修正を重ねながら、
自分たちの納得いく形に仕上げていきました。

2015年のイベントで、実際に、いくつかのデザインパターンを発表。
この★のラベルが一番人気を得て、晴れて商品化されました。

蔵元にお会いしてプロジェクトを始めてから、3年近い月日が流れており、本業と両立させながら作ると言う事の難しさがあったもののついに先日発表会を開催。

現在、東京向けパッケージとして下記のデザインボトルが発売されています。

こちらが、スパークリング赤城山 Shalala


入手できるのは、
・浜松町の名酒センター
・各地で開催される展示会等。
・(ぐんまちゃん家は、まだ交渉中だそうです。)
・(都内ホテルにも掛け合い中です。)

(群馬県内では、既存のパッケージのほうが圧倒的な知名度を誇るため、あえて現状は分けているのだそうです。)

評判は上々で、手に取ってくれるお客さまは、かわいい!素敵!という声を多数いただいています。
また、元の商品のすっきりさもあいまって、パッケージと中身のイメージはしっかり合っていて、評価としても上場。

今後東京の飲食店や流通先が増やしていこうとしています。

願いがかなうお酒。
ぜひ、大切な夜のお供に。

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