中小企業が海外で製品を売りたいと思ったら最初に読む本

「中小企業が海外で製品を売りたいと思ったら最初に読む本」という本を読みました。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00YO7HUS0/ref=ppx_yo_dt_b_d_asin_title_o01?ie=UTF8&psc=1


進出するにあたって、考えるべきこと、その手順を詳細に、そして具体的な例を用いて解説していて、とても現場間のあるイメージをもって読みやすい本でした。
理解したこと

・進出したいと思ったときにまず何をするべきか
・ディストリビューターとセールスレップの違い
・社内の暗黙知・あうんの呼吸を言語化する大切さ
・言葉でしっかり、良い関係を作るためのコミュニケーションができるようにすること
・必要な資料(カタログ、説明書、価格表)をしっかり準備すること
・見込みがあるかどうかもわからないうちから、工場を建てるであるとか、組織を作るといったことに手を出さない
・ディストリビューターやセールスレップの言っていることを、意見として商品に反映してみる
・条件を書き出してみてどこまでは自社で対応可能なのか、地域によっても異なる
・100%の準備を行ってからではなく、80%でもよいから、売れる見込みがあるのかどうかから確認する。(もし誰かがコピーしたとしても、それは勝手に市場を形成してくれているととらえる)

私が意外だったことは、海外進出する日本企業の中には、
具体的に契約書を交わさずに、口約束だけで済ませようとするケースが多いこと。
(もちろん本が2015年なので、もう古いのかもしれませんが…)
契約書の準備、弁護士の利用の仕方、商社の活用の仕方など、なるほどなという記載が多数ありました。

たぶんJETROなどを通して、まっとうにやっていく場合においては、知識として役に立つ本ではないかと思います。

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